膵臓癌こんな症状・こんな治療 闘病日記

胃管~苦しみのどん底へ~

2020.1月の日記

 

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~前回の記事の続き~

“結局2日間この状態で我慢して、

胃管をすることになりました~

と書きました。

 

Contents

胃管(いかん)

私の場合、簡単に書くと
《鼻から胃までチューブを入れて、胃の中に詰まっている消化したもの吸い出す》
という処置でした。

 

『胃管』とは?

<胃内容物の性状確認(インフォメーション)と胃内容物の体外への誘導(減圧、ドレナージ)>
と出てきます。

胃管の目的

<胃癌で幽門狭窄時(通過障害)、胃拡張での術前処置、上部消化管手術後の急性胃拡張・胃排出障害による嘔吐、腸閉塞で嘔吐を繰り返すもの>

私は膵臓癌(すいぞうがん)で通過障害が発生していたのですが。

 

1月25日の夜中の悶絶嘔吐から27日の夜までずっと、

ベッドの中でうずくまり、

・「これが抗がん剤の副作用…?胃が燃えてるように熱い…」

・「こんなのがこの先もずっと続くの…?」

・「食事も、水分すら摂れない体になってしまった…どうしよう。

そのような状態で退院しても・・家族に迷惑が掛かる…。」

そんな事ばかり考えていました。

 

 

それでも毎朝計る体重は一向に減りません。

(小腸に何も落ちず、ただ胃に食べ物・飲み物が

溜まっていただけの体重の維持でした…笑)

「それよりも何よりも…この2日間点滴で薬ばっかり体に入れてる。

胃薬・痛み止め・吐き気止め・眠剤。体…大丈夫なのかな?」

の不安がとんでもなく大きかったです。

 

 

毎日、薬ばかりの不安

点滴・服用…こんなに薬を体に入れて大丈夫?

日頃薬は本当に飲まない方でしたので、

そこは余計に恐怖を覚えました

 

25日の深夜にレントゲンを撮り、

27日の朝もレントゲンを撮りました。

(胃の中の詰まりを見る為)

もう、レントゲンの台に横になるのも無理でした。

~嘔吐~

 

横に寝そべる事も出来ず。

袋を片手に口に当て、痛みに震えながら。

もう本当に情けなくて…

※ずっと就寝時は介護用ベッドの背もたれを

50度位に立てて、もたれて寝ていました。(それが一番楽でした)

27日の夕方頃看護師さんが病室へ

『○○さん。やっぱり十二指腸が通っていないので先生が胃管するとの事です。』

「胃管・・ですか?」

『鼻からチューブを胃まで入れてそこから胃の中の物を吸い出します。』

「え…痛いですか?(またビビる)」

『痛い…というかのどを通る時、違和感があるそうです。』

「はぁ…。分かりました。どこに行けばいいですか?」

『ここで大丈夫です。先生が来たら始めますね。』

 

 

結果。

一回諦めました。

元々胃カメラが大の苦手だったのに、麻酔も無しで直径14mm(?)のチューブなんか入りません。

『そこでチューブを飲み込んで!!』

「ヴぅぅ…」

激痛で入りません。

『仕切り直して30分後もう一回やります。』

「すいません。」

1時間後、すごくベテランの先生と看護師さん到着。

天井の防火設備を指さして

『○○さん、あれ見てて~』

「ヴぅぅ…」

失敗。

『もう途中まで行ったら俺押しちゃうから。2回ほど頑張って飲み込んで!!』

チューブが鼻を通っている時はまだ痛くないんです。

それがのどを通る時に激痛です。

(気管の方が食道よりかなり大きいらしいです。それを食道に誘導する為の“飲み込み”らしいです。)

「ヴぅう・・・ゴクン。」

入りました!!

胃までチューブが入っていきます。

(この状態でも結構な痛み)

『うん、入った入った。落ちて来ないね…。“引いてみて”』

もう一人の先生にベテラン先生が言います。

『じゃあ引きます。』

その管にポンプを差し込み吸引したら…

出るわ出るわ…

野球場で飲むビールのサイズの紙コップ2杯分。

茶色い、3日間吐き続けた液体が2リットル。

『これ抜き終わったらすぐ点滴入れますね。

脱水を起こす量です。』

「はい。」

 

本当に一瞬でお腹が楽に

ただ…鼻から胃まで伸びたチューブは

この後2日間も入れっぱなし

になりました。

もう、最初は苦痛でした。咳をしても水を飲んでも痛いんです…。

気になって仕方がありません。

私は咳をすると激痛でした…。

そして寝て起きた時に、間違って自分で抜いてしまわないように、テープでガチガチにしてもらいました。

顔の左側ほとんどテーピングでした。

鼻からチューブを耳に掛けて固定していたのですが、、

毎日その長さも測りました。

抜けて来ていないか?入りすぎていないか?のチェックでした。

その日は、寝る前にも再度600mlくらい抜いてもらいました。

次の日は、いよいよ鎖骨の下にポート埋め込みの処置日でした。

 

 

 


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