闘病日記

膵臓癌~副作用に堪えながら少しずつ成長していく思考~

~2020.4.29~抗癌剤を続けてきて思う『生と死』について~

 

 

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Contents

8回目の抗癌剤

 

ご心配をお掛けしてしまいました…
お蔭様で気持ちも復活しました。

たくさんのコメントを頂きました。
ありがとうございます。

一つ一つ読ませて頂きました。
本当に力になりました。

27日(月)に調べて頂いた、血液検査の結果も特に問題もなく、無事に抗がん剤を投与してきました。

 

今日は3日目

ポートの針を抜いて7回目の抗がん剤が終了します。

 

一番大事な体重

も抗がん剤治療後から、

妻の食事を食べまくり…
67.0kgまで3日で復活…。

(減る時も増える時も早いです)

 

副作用も今のところ手足のしびれのみです。

落ちたり上がったりしますが、
すいません。

 

死ぬ覚悟と生きる事を諦めない事

思えば私は、癌の告知を受けた年末からずっと無意識に
【死ぬ覚悟】
ばかりしてきた様な気がします。

 

それは

"諦め"

と言えると思います。

 

腫瘍マーカーの数値が下がった時も、CTで腫瘍が小さくなった時も、頭の中にあったのは

「まだもう少し長く生きられそう」
でした。

妻もいて子供もいるのに。
ずっと応援・心配してくれる親や兄弟・従兄弟もいます。

一番近い家族にもその態度は伝わってしまいます。

 

私が本当にしなくてはならなかった事、背中で家族に伝えなければならなかった事は
【死ぬ覚悟】などではなく、どんな事があっても明るく、前向きに
【生きる事を諦めない事】
でした。

 

すぐ落ち込む私への
妻の【癌なんかに負けないぞ】
の気持ちをまざまざと…最近見せ付けられて…

 

私は
「死ぬ覚悟は、まさに自分が"死ぬ瞬間"にでもその心構えが出来る事。今することじゃない。」
と思い直しました。

 

その瞬間が、明日なのか三年後なのか五十年先なのかは誰も分かりません。

 

生きることを諦めず。
治療に向き合い、家族と向き合う。

死への覚悟と、生きることを諦めない違い…

 

今の自分自身の状態が、

・まだ今は生きているのに、本当は死んでいるのか?

 

・生きながら、この先も生き続けるのか?

 

くらいの違いがありました。
それに気付きました。

 

思えば年末から今に至るまで、妻には本当に大きな心配と苦労を掛けてきました。
癌のせいでたくさん、泣かせてしまいました。

 

 

癌の告知を受けた人ももちろんそうですが、

パートナーはその倍、2人分悲しみを受ける

(癌告知を受けた人の分まで)。

 

 

どなたかのブログで読んだことがありました。
その通りだと思います。

妻は私の10個年下です。
同級生で癌の患者はおそらくあまりいないのではないでしょう。少なくとも身近な病では無かったはずです。

妻は私の癌がどれ程ショックだったか…

今それが分かります。

今でも不安で眠ることが出来ず、色々と調べて泣いている日も多いです。

告知をされた日や、国立がんセンターに始めて通院した日の夜も2時間くらい、2階のベッドで調べてリビングに降りてきて教えてくれるんです。
「これじゃない?腫瘍の種類、粘性…という膵臓癌の種類なんだけど、これだったらすぐ治るよ‼️絶対これだよ‼️ここに書いてあるよ‼️やったぁ‼️」

 

本当に自分の事のように喜んでくれて、手を取り合ってはしゃぎました。

 

現実はそうではなかったのですが。妻のその気持ちに涙が出て…感謝の言葉しか出てきませんでした。確かにその時、気持ちがパァと明るくなりました。

 

妻だけではありません。妻の背中と子供達の小さな小さな2つの背中に、私はずっと寄り掛かったまま、
今まで大変だった入院も乗り超えられ、抗がん剤治療を続けてこられたんです。仕事の復帰も果たせました。

 

そんな事もつい最近までは気付かず分からず。
無意識に出ていた私の諦めのオーラから受けるストレスを家族は感じていたはずです。

 

ここからは
今度は私が背負う番です。

 

父親として、やってやる。

 

そう考えたら急に気持ちが
スー~っと明るく
なりました。

 

今日も
とにかくただ明るく、たくさん食べて、たくさん寝て…

そして、夕方には胸に刺さっている針を抜きます。

 

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