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わたしの闘病中のブログ
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『Cancer gift』
『キャンサーギフト』
蟹(かに)からの贈り物ではありません…cancerは癌のキャンサー…
ブログを書いていると、よく聞かれる事があります。
Contents
癌になって良かった事はありますか?
私の答えから書くと
《何一つとしてありません》
経験したこともない抗癌剤治療の辛さは想像も出来ませんでしたし、
何より
“体の中に『異物』がいる”
という恐怖は常にありました。
それが日に日に大きくなってくるという実感は、ただただ恐ろしいものでした。
ですが
癌になって分かった事はありますか?
と聞かれると
《たくさんあります》
と答える事が出来ます。
よく言われる
『命の大切さ』
『一日一日を大事に生きる』
『家族の有難みを知った』
など大そうな、立派な言葉ではありません。
実は
口から物が食べる事が出来て、自由に動けて、夜は眠れる。それだけで十分
だったという事。
もうそれだけで十分じゃないですか?
他に何か必要ですか?
もちろん楽しい事はたくさんあった方が良いですし、悲しい事や腹の立つことは少ない方が良いです。
が
【ただ生きていく】
為、それ以外に何か必要ですか?
癌になって初めて、私はその事に気付きました。
あと
自分は小さな世界にいたんだな
と。
職場や学校、少し離れて見てみれば
“小さな集まり”
に過ぎない事に気付きました。
膵臓癌になって少し職場から離れ、その事に気付きました。
ですが中にいると
“そこが自分の全て”
に思えてくるんです。
必要とされている
必要とされていない
認められる
認められない
嫌われるのが怖い
好かれたい
良い人だと思われたい
ただ人間として生きていくだけを考えたら
そんな事そんなに大事ですか?
最後にもう一度、<癌になって分かった事>を書かせて下さい。
口から物が食べる事が出来て、自由に動けて、夜は眠れる。
もうそれだけで十分。