2020.1月の日記
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Contents
膵臓癌に使った抗癌剤
フォルフィリノックス療法
※ mFOLFIRINOX (フォルフィリノックス) 療法は膵癌に効果を示すといわれている治療法です。
使う抗癌剤(合計で4種類)
①オキサリプラチン
②イリノテカン
③レボホリナート
④フルオロウラシル(自宅に持ち帰り48時間投与)
私が感じた
抗癌剤の副作用
を一つずつ書いてみます。
※私は35回、このフォルフィリノックス療法を受けました。
(投与する順番ごとに並び替えて、投与に掛かる時間も書いておきます。)
①オキサリプラチン(1.5時間)
※オキサリプラチンは、日本で開発された白金製剤と呼ばれる種類の抗がん剤です。
がん細胞が増殖する際に行われる遺伝子(DNA)の合成を阻止して、
がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させたりする働きがあります。
これは私の中で『最強』と呼んで良いほど強烈な抗がん剤です。
投与してわずか数分で“廃人”にさせてくれます。
眠くて眠くて…起きていられません。
『呂律(ろれつ)』も回らなくなります。
主な副作用
●しびれ
指先や足先、さらには唇まで痺れます。
●刺すような痛み
『冷たい物』が一切触れなくなります。触ると“刺すような痛み”が走ります。これは足の指先も同じです。
●感覚異常
私は特に『味覚』が無くなりました。
●のどが締め付けられるような感覚
私も数回ありましたが、息が吸い込みずらくなります。
投与7~10回目が一番危ないとの事で『ショック』を起こす事もあると言われています。
多くの副作用は冷たい空気や物に触れると起こりますのでとにかく、
●冷たい食べ物や飲み物は避けた方が良いです。
●冷たい空気や物に、皮膚が直接触れない方が良いです。
②レボホリナート(2時間)
※レボホリナートは、抗がん剤 フルオロウラシル(5-FU)と一緒に使うことで、5-FUの抗腫瘍効果を増強 させる働きがあります。
フルオロウラシルの力を発揮させるために投与する。というイメージです。
主な副作用
《主な副作用として、下痢、食欲不振、吐き気・嘔吐、口内炎、発熱など》
と書いてありますが、
私はこれに関しては『副作用』を感じたことがありません。
③イリノテカン(1.5時間)
※イリノテカンは「喜樹(きじゅ)」という植物から抽出された成分をもとに合成された抗がん剤です。
DNA(遺伝子)の合成を阻害することにより、がん細胞の増殖を抑える作用があります。
主な副作用
イリノテカンによって現れやすい副作用は、発熱、白血球減少、吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振、脱毛などです。
“白血球減少”
好中球と言われる白血球の一種が下がると感染症に掛かりやすくなり大変危険です。
私は特に
吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振
でした。
脱毛はありませんでした。
④フルオロウラシル(48時間)
※フルオロウラシルは代謝拮抗薬という抗癌剤の一種です。がん細胞が分裂する際に、最初に細胞核内にある遺伝子の本体であるDNAが複製されますが、DNAは4つの塩基とよばれる化合物を材料にして複製されます。塩基の一つにウラシルがありますが、フルオロウラシルはウラシルにフッ素を結合させてありウラシルと似た構造をとっています。がん細胞のDNAが複製される際に、ウラシルの代わりにフルオロウラシルが取り込まれると複製がうまくいかなくなり、がん細胞が死滅します。
主な副作用
食欲不振、下痢・軟便、全身倦怠感、吐き気・嘔吐、口内炎、色素沈着、脱毛、発疹、カテーテル先端付近の動脈壁の変性、血栓形成など。
私はあまり副作用は感じませんでしたが
『全身倦怠感』
は48時間ずっと感じました。
寝てばかりいました…
48時間経ったらCVポートに刺さっている針を自分で抜いて『抗癌剤クール』終了となります。
《自分で抜く》についてはまた別の記事に書いてみます。