闘病日記

抗癌剤 だと思ったら受けられず

2020.1月の日記

 

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Contents

膵臓癌の抗癌剤

この日は初めての

“通院での抗がん剤治療”

朝早くに妻と娘を乗せて

国立がん研究センターに到着。

 

~いよいよ2回目の抗がん剤~

~前日~

2回目の抗がん剤治療は、きっと思っている程甘くない。と覚悟していました。

 

前回は病院で入院をして行いましたが、今回は初めて

ポートからの抗がん剤投与を自宅で2日間

行う訳です。

 

その二日間はお風呂も浸かれないから、今日はゴシゴシタオルでしっかり綺麗にしておかないと。

寝不足での抗がん剤も危険(何が危険か分かりませんが、勝手な想像です)だから、今日は睡眠導入剤を服用しよう。

その名も“マイスリー錠剤”。人生初めての睡眠導入剤服用になります。

抗がん剤の投与時間は約4時間30分と聞いていましたので、ブックオフで110円で購入した東野圭吾さんのミステリー小説も持参しよう。

 

~当日~

妻は点滴室に入れるが娘は入れませんと事前に聞いていましたので、

病院に付いてすぐ売店でお昼ご飯の“朝食ヨーグルト”を2個購入。

診察まで時間が掛かるかもしれないがヨーグルトはそんなに簡単には痛まないだろう。

 

車中では妻にも。

「こんな事はあまり言いたくはないけど。今回の抗がん剤治療は前回ほど甘くはない。間違いなく1回目より副作用に襲われる。

その時は“いない者”として扱ってほしい。

子供優先で大丈夫だから。

ただ今日はヘアワックスを付けてきたので、今晩のシャンプーだけして欲しい。心配しなくても大丈夫、頑張るから!!」

 

 

娘も少し緊張気味でした。

今日は早くに診察室に呼んで頂けました。

先生も娘にニコッと笑って挨拶して下さって、娘もご機嫌照れ

先生ありがとうございます!!

退院後の体調を細かく聞いて下さいました。

『詰まった感じがしなければ、ご飯も普通のご飯で大丈夫ですよ。』

この言葉には本当に感動しました。

もう何日、白いご飯を食べていなかっただろう…

夢にまで見た、白いご飯が食べられる!!

『ではそちらのベッドに、横になって下さい。』

横になるのは初めてでしたので一瞬

「えっ。」

となりましたが、

ポートの痕を見るだけでした…。

『先週〇曜日ですよね、ポートを入れたのは。抜糸はまだかなぁ~。』

保護ガーゼの交換と消毒をして下さいます。

「そうなんですか、抜糸はまだなんですね。」

『〇曜日来れますか?』

「来れます。大丈夫です。」

『では次回〇曜日に抜糸と2回目の抗がん剤を一緒にやりましょうか。今日はこの後、採血だけしてお帰り頂いて大丈夫ですよ。』

お昼に帰宅しました。

忘れられたバッグの中のヨーグルトを、本当に腐らせてしまうところでした。

夕方、食べました。

 



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