闘病日記

膵臓癌の告知~無治療で1年の診断結果~

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Contents

検査入院2日目

5:30頃に…最悪…目覚めてしまった…。
“起きてるかなぁ、”と思い妻にLINEしますが既読付かず。

まぁそうだよね。

頑張って二度寝。
寝れず…

少しお水を口に含みました。
口に含む程度なら水は飲んでも大丈夫でした。
今日も朝から絶食。

 

食欲なんか無かったので良かったですが。

8:00頃
主治医の先生がベッドへ。

少しかがみこんで
『○○さん、昨日の内視鏡で腫瘍の細胞は取れました。今日の検査は無しにしましょう。昨日の胃カメラも苦しかったでしょ?止めておきましょう。』

「はい。(この日の検査がずっと憂鬱だった為、かなり安堵。)」

 

 

『結果がちょっとダメな方で出てます。』

「えっ…えっ」

もう死刑宣告を受けた感じでした。

「癌ですか?」

 

質問をした私に、きっぱりと
『はい。』と。

 

 

すい臓癌の事はネット・SNSで散々調べていました。

 

心臓がバクバク。
放心状態。
呼吸が上手くできず息苦しくなります。

「そんな…小さい子供もいるんです!!」

『これからの治療方針をお話ししましょう。奥様を呼べますか?予定通り14時にお話しできませんか?』

「治療しなかったら何年生きられますか?」

『う~ん…1年程度かと。』

「大きさはどれくらいですか…?」

『2~3cmです。』

「ステージ…っていうんでしたっけ。どれくらいですか?」

『2~3です。』

(ネットで調べた数字がぐるぐる頭を回ります。)
「じゃあもう治療しても無理じゃないですか!!!!

ネットで見たら2~3%しか助からないって書いてました!!!!!!」

 

『無理じゃない!!!!』

はっきりと、しっかり怒鳴られました…。

 

○○さん、ネットで見られる数字にはまったく意味がないんですよ。

5年生存率とか根治する確率などは、もう一度はっきり言いますが“まったく”関係ありません。

その数字は老若男女全て含まれた数字です。

糖尿病の方には出来ない治療方法もあるし、コレステロールが高い人・肝臓の数値等が高い人には出来ない治療方法があります。そういった方々の数値も入っています。

 

そして言ったら申し訳ありませんが100歳の癌患者さんもその数値に入っています。

“癌”というものは人それぞれ、すべて違う顔をしているんです。

 

 

「分かりました。妻を呼びます。出来れば妻が到着したらすぐにお話しできませんか?」

『大丈夫です。到着したら呼んで下さい。』

どうしよう…
どうしよう…

夢か?
夢だよね?

こんな夢昔何度か見たことあるぞ。
夢だよ。
うん。絶対。

主治医の先生が病室から出て行ったあと後、スマホを持って後を追うように病室から飛び出していました。

「今、先生が来て、…癌だった。」

気付けば妻に電話を掛け、また泣いていました。

昨日までは…
“癌だろうな、多分”
“癌じゃなかったらどんなに嬉しいだろう”
“癌じゃなかったら妻をどれだけ安心させて上げられるだろう”と考える余地がありましたが

もうそんな一縷の望みも無くなりました。

【私は癌患者になりました】

 



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