闘病日記

膵臓癌 これまでの闘病の日記 ①癌告知

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2019年12月24日

私はもう動けない程の激痛に耐え切れず、近所にある小さなクリニックにいました。

『鼻から入れる胃カメラが全然痛くなくて楽なんだよ。』

そう聞いて向かった先でまず私が受けたのは<腹部のエコー>。

 

冒頭に書いた激痛の内容は

・強烈なみぞおちの痛み
・強烈な背中の痛み

 

みぞおち辺りに機械を当てながら先生が聞きます

『お酒、飲む?』

「はい、毎日飲みます」

先生

『すい臓かな。腫れてるね。』

 

え…膵臓?

と思いました。

が、私前もって調べてから病院へ行ったんです。

 

スマートフォンで

“みぞおち 背中 痛い”

“背中 激痛”

など。

 

調べれば調べる程当てはまってくるのは【膵臓癌(すいぞうがん)】。

 

先生

『紹介状を書くから今から行ける?』

「はい。大丈夫です。」

悪夢のようなXmas。

 

紹介状を片手に握りしめ大きな病院へ

迷いながらようやく受付へ。

10時頃だったと思います。

 

“年末・予約なしの飛び込み”

でしたので当然ですよね、診察まで2時間は待ちました。

診察室に入ると若い男性の先生でした。

症状をお話すると

“取り敢えず造影剤を入れてCTを撮りましょう”

 

造影剤の撮影前に血液検査。

(腎臓の状態を見ないと造影剤が入れられないとの事でした)

血液検査の結果が出てCTの撮影。

この時点で15時過ぎでした。

 

そして撮影したCTの評価を先生に聞くまでにさらに2時間…。

途中アンケートも書きました。

【もしがんが見つかったら宣告しても良いですか? YES/NO 家族には伝えて欲しいですか? YES/NO】

【余命の宣告を受けますか? YES/NO 家族には伝えて欲しいですか? YES/NO】

 

本棚にあった

『チーズはどこへ消えた』

を何度も何度も読み返しました。

 

診察室に入ると先生は何とも言えぬ表情

『すい臓に腫瘍があります。すぐに検査入院をして調べる必要があります。』

不思議ですね…、そういった状況にあっても考える事は“仕事”なんですね。

「職場に確認をしてみますが、26日から入院できると思います。」

 

癌だろうな。

まだ38歳なのに。

しかも予後が一番悪いと言われる膵臓癌(すいぞうがん)。

頭は真っ白。

大袈裟でも何でもなくこれからの治療、生活を考えると自ら命を…とも思える程でした。

 

その日は一人で病院へ来ていましたが

状況を伝えると二人の子供を連れて妻が病院まで来てくれました。

「ごめん。本当にごめん。」

謝る事しか出来ませんでした。

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