膵臓癌こんな症状・こんな治療 闘病日記

胃十二指腸ステントとCVポート

2020.1月の日記

 

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~前回の記事の続き~

Contents

結局、ステントを小腸へ?

胃 十二指腸ステントとは

手術で切除できない胃がんや膵臓がん、胆管がんなどが進行すると、腫瘍により胃や十二指腸が閉塞し、食事がとれず嘔吐を繰り返すことがあります。
苦痛の緩和のため、閉塞した部分をバイパスする手術を施行することもありますが、全身状態が悪く、手術が困難である場合も多いです。
その場合、腫瘍で閉塞したところにステントと呼ばれる金属製の筒を置き、内側から閉塞部を押し広げ、通過をよくさせる治療を行います。内視鏡を用いるため、手術より患者さんの負担は小さく、効果が表れるのが早いです。ステント留置後は、嘔吐が改善され、少しなら食事が可能になることもあります。

 

ポートの埋め込み当日のお話です。

(胃管を入れた次の日です。)

 

当日朝、先生の回診で

『○○さん、今日その鼻のチューブから造影剤いれてレントゲンで流れを見ます。もしダメならステントを入れましょう。』

「ステント・・・・」

この数日前に先生から聞いていたんです。

“抗がん剤で腫瘍が小さくなれば食べ物も通りやすくなる。

そしていざ、手術が出来るとなった時にステントが邪魔になる事がある。

だからギリギリまでステントは…”

なので絶望しました。

 

でもしょうがありません。

こんな栄養も摂れない状態では

生きていくことも出来ませんから。

 

 

お願いします。どうか通っていて…CT室へ

造影剤は鼻から入っているチューブから直接胃へ流し込みます。

造影剤を入れて沢山寝返りを打ったり、先生がお腹をコネコネしてくれましたが…

『駄目だね。』

(膵臓癌が大きくなりすぎて、胃から十二指腸までの通路を塞いでいる状態)

 

 

鼻から先程入れた造影剤を抜いて終了…。

胃 十二指腸ステントは決定的に

もう…仕方がありません。

癌ってこんなに早く、大きくなるんですね。

 

 

CVポートの埋め込み処置

鎖骨の下を切開し、そこからCVポートと呼ばれる器具(装置?)を体内に埋め込みます。

その器具の先を心臓付近の大きな血管へつなぎます。

それ以降、抗癌剤の点滴はこのCVポートからその器具を通して行います。

一回一回、腕の血管に抗がん剤の点滴を刺さずに済みますので楽です。

 

 

~その日の午後~

看護師さん二人(大ベテランさん2人)のやり取りが楽しくて、楽しくて…

そして優しくて…

鼻から管が入っている私の唾液をずっと、ティッシュで拭ってくれました。

処置は思ったほど…でした。

 

ポートの埋め込み処置はと言いますと、

大きなクラゲに4~5回刺された程の痛みでした。

(もっと痛い事を覚悟していたのですが…正直…全く痛くありませんでした。)

その日だけ『入浴禁止』でしたが、次の日からは普通に生活出来ました。

今の医療は凄いですね…本当に。

 

 



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